サンマ価格下がらず=不漁で卸値2倍に サンマ価格下がらず=不漁で卸値2倍に 不漁で価格が下がらないサンマ。大きいサイズは特に高値となっている=17日、東京都中央区の築地市場 例年なら盛漁期を迎えて大量に出回っているはずのサンマが、今年は不漁で高値となっている。スーパーなどでは特売ができず販売が低迷。身近な秋の味覚が食卓から遠のいている。 7月上旬に北海道沖で解禁された今年のサンマ漁はスタート直後から不振が続き、フル操業体制になった8月下旬以降も漁獲は昨年を大幅に下回っている。9月1日から19日までの全国の合計水揚げ量は約1万5000トンで、前年同時期の4割程度。北海道の漁業関係者は「外国漁船が増えたせいか、日本近海では今までになく魚影が薄い」と嘆く。 不漁を受けて、東京・築地市場(中央区)の9月中旬の卸値は、主力の150グラムサイズが1キロ当たり500〜900円と昨年のほぼ倍値。スーパ