ものの値段が上がっている、というニュースが珍しくないこの頃。かつてはどんぶり一杯200円台を競っていた牛丼チェーン各社は段階的に値上げ、看板商品だった税抜き290円の中華そばがついに消えた中華料理のチェーン店なども、話題になりました。 値上げには、円安による材料費の高騰などの要因もあります。でもロープライスな外食はデフレ時代の象徴とされていただけに、値上げの報道からは「デフレの終えん」といった、デフレ時代をなつかしむ空気のようなものも漂っていたように思えます。 ♪そもそも「物価の下げ止まり」は、なぜいけない? 2012年12月の安倍政権の誕生後、政府は「脱デフレ」をかけ声のひとつとして経済政策をすすめています。 ところで、学生時代の勉強で「インフレ」については、戦後のハイパーインフレなどを例に学習したものの、「デフレ」については「インフレの逆」といった、簡単な習い方しかしていないという人が
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