瀬川千秋 著 四六判・268頁 定価=本体1,800円+税 リングの上ではコオロギが、 リングの下では一攫千金を夢見る男たちが闘う! 本邦初、闘うコオロギの解説本。 ※瀬川千秋氏は、本書その他の功績により、2003年のサントリー学芸賞(社会・風俗部門)を受賞しました! 「闘蟋」―それはコオロギを闘わせ、ひと秋をかけて虫王(チャンピオン)を決める遊び。飼い主たちは戦士の育成に金と時間と知識のすべてを注ぎ、熱中のあまり家屋敷を失った者、過去には国を滅ぼした者すらいた。1200年もの間、中国の男たちを魅了しつづけるコオロギ文化のすべてを紹介する。 この本の中から、日本には馴染みのない「闘蟋」の手順や、闘蟋で使われる小さな道具たちをご紹介します。ミニマムな、そして熱い闘いの世界をご覧ください。 闘蟋(とうしつ)とは、重量別に二匹のオスコオロギを闘わせ、ひと秋かけて最強のチャンピオンを決める遊びです