ロンドン五輪代表選考会を兼ねた陸上日本選手権が8日、大阪・長居陸上競技場で開幕し、為末大(CHASKI)は、男子400メートルハードルで予選落ちした。今季限りでの引退を明言しており、これが最後のレースとなった。 為末は予選2組に登場したが、最初のハードルを引っ掛けて転倒。立ち上がって完走はしたものの、57秒64で予選落ちとなった。4度目の五輪出場の夢はかなわず、選手生活にピリオドを打った。 レース後のインタビューでは途中で感情を抑え切れずに涙声になる場面もあったが、これまでの競技人生を振り返るとともに、若手へエールを送った。 以下、為末のレース後コメント。 ■「結果はなんとなく予想していた」 「五輪を目指して4年間やってきたので、最後こういう結果になってとても悔しい気持ちはある。一言で言って、気が済んだと。精いっぱい1年間、やるだけやってきて、やっぱり難しかったところや痛みが引かなか