一般職5万円…シャープが自社製品購入に目標、戸惑いも経営再建中のシャープは購入の目標額を定めた「特別社員販売セール」を20日から始める。2016年3月期に純損益の大幅な赤字が見込まれるなかで、少しでも販売を増やすねらいだ。社内からは「ここまでやるのか」と戸惑いの声も聞こえてくる。セールは来年1月29日までで、社員自身のほか、親族や知人に買ってもらうことを想定している。購入額の2%は社員に還元される。目標額が役職によって決まっており、取締役や執行役員は20万円、管理職は10万円、一般職は5万円となっている。目標を掲げたセールは過去にもあったが、大手電機メーカーとしては異例のことだ。社内では「数字が決まっているので事実上のノルマではないか」との指摘もあったという。同社は「達成しなくても社員に不利益なことはしない」としている。(朝日新聞デジタル 2015年11月20日07時47分)