2016年8月10日のブックマーク (1件)

  • セロトニンと腸内細菌

    脳内で働く神経伝達物質『セロトニン』は、うつ病や不眠症など、様々な疾病の発症に関係しているとされ、近頃はテレビの健康番組などでもよく耳にするキーワードです。同じくして、最近は腸内フローラ(腸内細菌叢)の重要性と、それを改善するプロバイオティクスに注目が集まっています。実は、今注目を集めているこの2つの言葉には、驚くほどに接点があるのです。 セロトニンは腸で作られる セロトニンは、脳内だけでなく体全体におよそ10mg存在しているとされ、そのうち腸などの消化器官に90%、血液中の血小板に8%、脳内に2%程度がそれぞれ分布しているとされます。 最も多くのセロトニンが分布している腸は、セロトニンそのものが生成される場所でもあり、小腸にあるクロム親和細胞という細胞でセロトニンは生成されます。 腸のセロトニンと腸内細菌 これまで様々な研究を通じて、小腸のクロム親和細胞におけるセロトニン生成には、乳酸菌

    セロトニンと腸内細菌