厚生労働省は4日、小児用肺炎球菌ワクチンや、細菌性髄膜炎などを予防するヒブワクチンを同時接種した乳幼児4人が相次いで死亡したと発表した。 接種と死亡との因果関係は不明。同省は念のため、接種を一時的に見合わせるよう、自治体や製薬メーカーに連絡した。 死亡例が相次いでいるのは、米製薬大手ファイザーの小児用肺炎球菌ワクチン「プレベナー」や、第一三共のヒブワクチン「アクトヒブ」を含むワクチン。死亡した4人のうち2人は、川崎市の生後3か月の女児と京都市の0歳の女児で、いずれも、両ワクチンとジフテリア・百日ぜき・破傷風混合ワクチン(DPT)の計3種類を同時接種していた。 残り2人は、プレベナーとアクトヒブを接種した兵庫県宝塚市の2歳男児と、プレベナーとDPTを接種した同県西宮市の1歳女児。