モスクワを訪問中の鳩山由紀夫元総理は、ロシアが一方的に編入したクリミア半島について「住民の気持ちを知りたい」と述べ、近く訪問する意向を明らかにしました。 鳩山由紀夫元総理:「クリミアに住んでおられる方々がどういうお気持ちでおられるのかどうか、この目で見たいというふうには思っています」「(Q.では、やはり伺われるということで?)否定はしません」 日本政府は、「ロシアの許可を得ての訪問は、クリミアに対するロシアの主権を認めることにつながる」として反対しています。これについて鳩山氏は、「外交をやるのは外務省だけではない」と反論しました。また、「ロシアの事情を理解するのは北方領土問題解決につながる」と持論を展開しました。関係者によりますと、鳩山氏は10日にもモスクワを出発し、空路でクリミアに向かうということです。