2006年10月24日のブックマーク (1件)

  • トラコメ遊び さどろりっ! 上

    プロローグ 会話がふと途切れた。三崎静香の話していた『近ごろ可愛い爬虫類系ペット』の話題が一段落して、でもまだ次の話題が見つからないという自然な会話の途切れ。デート中に不意に訪れたその瞬間を、佑はけして見逃さなかった。「──渡したいものがあるんだ、」喫茶店の隣席に置いておいた鞄から佑は小箱を取りだした。てのひら大の立方体で、外側は落ち着いた模様の緑の包装紙で包まれていて、さらにはとどめとばかりに赤のリボンが結ばれている。静香は一瞬意外そうな顔をしたが、すぐに興味津々にのぞきこんで、「なになに? わたしにくれるの?」楽しげな反応に、佑は照れて頬をかく。「クリスマスプレゼント。気に入ってくれると嬉しい」「ありがとう。開けてみていい?」聞いたくせに静香は返事を待たずに開けはじめる。リボンを解いて、かさかさとすこし乱暴気味に包装紙を剥いで、紙箱に白く細い指先を突っ込んで、外箱と内箱を外そうとする。

    hakuoh
    hakuoh 2006/10/24
    ↓について。お、怒っていらっしゃるのでしょうか。それとも自戒の言葉なのでしょうか。どちらなのでしょう?//な、なるほど。了解です。//K様?