韓国の話を続ける。 3. 冷たい店員 研修中の食事は幾分キムチの臭いに閉口したものの、基本的には何でも食べられる体質が幸いし事なきを得た。ただ気になったのはレストランの店員がどうも冷淡というか、殆ど愛想が無いことである。 別にこちらが「私は客だぞ」と横柄な態度をとった心算はないのだが、例えばメニューを指さし料理をオーダーしても、返事も無ければニコリともしない。かと言って、ちゃんと品物は持って来てくれる。儒教道徳に基づいた「東方礼儀の国」を自負する韓国のイメージと、この現実がうまく結びつかない。 この「無愛想」は韓国を訪れる日本人旅行者の定番の感想であるという。このことから韓国の礼節は単に形式だとの批判も聞くが、よく耳にする「年長者の前で煙草は吸わない。酒を受けた時は横を向いて飲む」に代表される「孝」の美風とサービス精神は別物なのである。それだけの事であろう。 現地ガイド女史は「韓国はサービ
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