積極的に戦争を仕掛ける行為を違法とする規律によって支えられている21世紀の世界、その論理はきわめて正当 軍国主義を神聖化してしまったナチスドイツと大日本帝国が、世界を巻き込んで第二次世界大戦を引き起こした エコノミスト 2017年9月21日 『ジ・インターナショナリスツ』 戦争を禁ずる急進的計画は、どのようにして世界を作り直すか? オーナ・ハザウェイ、スコット・シャピロ共著 サイモン&シュスター社 第二次世界大戦の廃墟の中から生まれた、基本的に戦争はすべきでないというルールに基盤を置く国際秩序は、それまでのいかなる時代と比較しても、人類社会に大きな改善をもたらしました。 それは前例のない規模で貿易を刺激し、弱小国家であっても、略奪的な干渉を受けることを恐れることなく、潜在的能力を発揮できる世界を実現させました。 その一連の秩序の中心にあったのが、積極的に戦争の加害者となった国家に恩恵を与え