「オーディオブームの再来」 最近そんな話題を耳にする機会が増えた。実際、休日の量販店などでは、来店した夫婦が仲良くオーディオ機器の視聴を行なっている場面を多く目にするようになった。 バブル期に一斉を風靡して以降、長らく氷河期が続いていた高級オーディオの市場。しかし、ここにきて一時期撤退した国内企業の再参入なども続き、久々の活況を呈している。 一方で、昨年はドラマ『のだめカンタービレ』のヒットに関連したCDが売れたり、“モーツァルト・イヤー”(生誕250周年を祝うキャンペーン)などとも重なり、クラシック音楽に関心が集まる1年になったという。 このように再び熱気を帯びつつあるピュアオーディオの世界。その楽しさをどう味わったらいいかを分かりやすくまとめたのが新書『やっぱり楽しいオーディオ生活』(アスキー新書)である。手前味噌だが、発売後短期間で重版がかかるなど好調な売れ行きだ。 今回はこの本の著
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