特集 2008.10.17 「横浜松坂屋」が10月26日に閉店・解体へ!? どうなる横浜歴史的建造物、どうする伊勢佐木 ■幕末の野澤屋呉服店を起源とする横浜の老舗 横浜松坂屋の閉店が、親会社であるJ.フロント リテイリングより発表されたのは、6月24日。過去25期連続で百貨店事業の営業赤字が続いており、業績面から見ると仕方ない面もあるが、長らく伊勢佐木町のシンボル、ランドマークとして横浜市民に愛されてきたデパートであり、寂しさは禁じえないものがある。 1992年に年間売上高約300億円を記録して以来、バブル崩壊、横浜駅前やみなとみらい21の商業パワーに押されて売り上げは減少。2008年2月期にはその3分の1ほどの約87億円にまで落ち込んでいた。 横浜松坂屋の歴史をざっと振り返ってみると、前身は幕末の元治元年(1864)に、生糸産地であった群馬県高崎市出身の茂木惣兵衛が、弁天通4丁目に創業し
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