前田正子: 横浜市では高齢関係の予算が必要になるなかで、事業に優先順位をつけようと敬老祝い金を減らしました。「敬老祝金を切るぐらいなら、前田さん、無駄な公共事業を止めるべきだ」とみなさん必ずおっしゃいます。でも公共事業関連の都市整備費は減っています。 地方の高速道路はわかりませんが、60年代の首都圏近辺の建築ブームは、東京オリンピックのために首都高などを整備したものですので、それがいよいよ耐用年数を迎えつつあります。 80年代頃にアメリカが財政難のために都市基盤整備をせずにいたところ、橋が落ちたりしましたよね。日本でも、財政難の地方では震災で橋が落ちてしまったけれど補修費がないという例もあります。財政難のために危険な橋も補修できず、使用禁止にしている所もあるほどです。 そういう中でこれ以上、都市基盤整備費を減らすことができるかというと……。借金まみれで収入がない時代ですが、これからいよいよ
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