イワシの大量死が相次いでいる。今月になって千葉、神奈川で尋常でない数のイワシが打ち上げられた。地元では「天変地異の前触れか」と不気味さを増しているが、本紙で地震との関連性を調べたところ、かつて研究に取り組んだ学者がいたことを突き止めた。何と関東大震災の直前にもイワシが突然、豊漁になるなどの異変があったというのだ。昨年の「3・11」以降、マグニチュード(M)7~8級の地震はいつ起きてもおかしくないと懸念されているだけに心配は尽きない。 神奈川県三浦市の入り江で14日、カタクチイワシ約1万匹が死んでいるのが見つかった。3日には千葉県いすみ市の太平洋沿岸にある大原漁港で、約200トンものカタクチイワシの死骸が打ち上げられた。 大原漁港の場合は量が量だけに死骸処理が10日以上たった14日時点でも終わらず、漁港関係者からは「大地震の前触れじゃなければいいけど」との声も。実は1677年に房総半島沖