会話の中で「その行動O型っぽい」「B型の人と馬が合わない」などなど、血液型と性格にまつわる話ってよく耳にしますよね。A・B・O・ABの各血液型の傾向をまとめた書籍が多数出版されていたりと、日本では血液型と性格を結びつける分析が当たり前のように存在しています。でも、これって世界でも共通の価値観なの? 「血液型と性格の分析は日本が最も盛んで、海外ではそこまで主流ではありません。これは、日本ではA・B・O・ABの血液型分布が平均的で調査が容易だったからと考えられます。一方、最近の欧米諸国では、血液型と遺伝子研究などの体質的な因果関係を分析することが行われるようになりました」(血液型人間科学研究センター・市川千枝子さん) それでは、人類の血液型の平均分布と、それに対して日本を含む各国の傾向とはどのようになっているのでしょうか? 「あくまでも理論上ですが、地球に住む人類の血液型の分布は、O≒38%