かつて仮想環境が登場した時、VTやVTxで仮想環境がアクセラレートされクラウドが登場した時、非常にエキサイティングな経験をした。ランタイムではなく、マシン自体が仮想化されハードからシステムが切り離され自動的に冗長化していく、これはかつておっさんが新人だった頃(2000年前後)にIBMがオートノミックコンピューティングと呼び、オラクルがグリッドコンピューティングと呼んだ技術だ。 当時はSFだった、自律的コンピューティングなんてせいぜい2001年宇宙の旅のHALぐらいしか想像力が及ばなかった。効果な専用の管理用ラックや見たことも触れたこともない高価なハードやOSを準備しなければならなかったし、結局さほど普及したようにも見えなかった。 しかし、あれから10年、仮想環境は既に仮想であるということすら意識されずにクラウドとして利用されている。そしてクラウドは色々な技術を内包し統合するための便利なバズ