フィラデルフィア(CNNMoney) 米国土安全保障省当局者は17日までに、過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が米国の電力会社のコンピューターネットワークへの不正侵入を試みているものの、失敗しているとの事実を明らかにした。 米エネルギー関連企業の治安対策の会合で、同省のダーコビッチ次官補(インフラ社会基盤防御担当)が述べた。 過去にあった複数の不正侵入の具体的な事例や証拠などは明らかにしなかった。ただ、ネットワークを混乱させるような最先端のハッキング技術は使っていないとした。 米連邦捜査局(FBI)のサイバー犯罪捜査部局の幹部は、ISISがその種の能力を金で買うことへの懸念を示した。インターネットの闇市場ではハッキングに必要なソフトウエアが売買されている。 電力会社へのハッキング攻撃が成功した場合、民家や企業への電力供給が止まる甚大な被害が生じる可能性もある。
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