漱石が "I love you" を月が奇麗ですねって訳したって話があるけど、回りくどくて面倒くさいよな。明治の日本人は我君を愛すとか言わないだろって感じなのだろうが、明治の奴らは基本的に焦ってるため、愛とか恋とか細かいことを気にしてる暇はない。それならどうなるとかというと、こうである。 わたくしの妻になってください。 明治の中頃にもなると、性的な部分で潔白な態度というものが求められつつあった。そんなわけで、少しだけ知的な人が読む娯楽作品の世界では、『恋が成就する=結婚』ってルールがあった。例外もあるけど、だいたいそういう感じである。それゆえに『 "I love you" =わたしの妻になってください』が成り立つというわけだ。 でもいきなり結婚とか厳しいよな今は平成だしっていう意見もあると思われる。そもそも今のところは、同性同士だと結婚できないとか色々な問題もあったりする。そういう場合に使