沖縄県・尖閣諸島周辺での中国漁船衝突事件を受け、原口一博前総務相らが29日、超党派で「国家主権を守るために行動する議員連盟」(仮称)を設立する方針を固め、国会内で午後に準備会合を開く。 超党派の国会議員に呼び掛けており、民主党の渡辺周選対委員長のほか、自民党の河井克行、無所属の城内実両衆院議員らが参加する見通しだ。 議連は、今回の事件が中国による日本の「主権侵害」に当たり、沖縄・尖閣諸島をめぐる領土問題はもともと存在しないとの立場を明確にする。同時に、謝罪と賠償を求める中国側に毅然(きぜん)とした対応を取るよう日本政府に求めるとみられる。 原口氏は先の民主党代表選で、小沢一郎元幹事長支持を表明。代表選後の内閣改造で総務相を外れ、衆院総務委員長への就任が内定している。