[東京 16日 ロイター] オリンパス7733.Tの高山修一社長が社員にあてた15日付の文書で、過去の損失隠しに関わってきた経営陣に対し「刑事告発を含めた断固たる措置」を準備する一方、高山社長の辞任や解任された英国人元社長の復帰を求める同社OBの動きを「雑音」として批判、社員に非協力を呼びかけていることがわかった。 ロイターが入手した文書によると、高山社長は社員向けメッセージとして、自身について「オリンパスを立て直し、社会の信頼を回復することが、私をはじめ現経営陣に課せられた責務」との認識を示した。 また、発覚した損失隠しについては「直接関わってきた経営陣の責任を明確にする」との方針を示した。「誰が、どのような不正をしたのか、それが会社にどのような損害を与えたのか」を明確にする意向を示し、第三者委員会の調査結果を待って「責任が明確となった経営陣に対しては、刑事告発を含めた断固たる法的措置を