浅草の“深い傷跡” キレイなまま閉業・休業するホテル続々、インバウンド消失の誤算:歩いてみた(1/4 ページ) 6月10日から、訪日観光客の受け入れが再開する。入国数は合計で1日2万人まで、添乗員付きツアーによる団体旅行客からの入国と制限はあるものの、満を持しての受け入れ再開に、観光業界から喜びの声が上っている。一方で、これまでの2年2カ月もの間インバウンド需要を失ったことによる、観光地へのダメージは大きい。 日本伝統の施設や文化を楽しめる浅草(東京都台東区)は、ご存じの通り訪日観光客に人気の高いエリアだ。特に浅草エリアを南北に走る国際通りには、大小さまざまなホテルと飲食店が立ち並び、コロナ禍以前はスーツケースを引く観光客でにぎわっていた。浅草を代表する高級ホテルである「浅草ビューホテル」も国際通りの中心に建っている。 現在、同通りを歩いてみると、閉業しているホテルの多さに気付く。特に、建
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