今回も過去の話です。結構前の話なので、多少あいまいな部分がありますがお許しください。 合コンのお誘い これは2,3年前の話。ある日、中学の時の同級生から連絡があった。その人とはそんなに普段連絡を取り合うことがなかったので、どんな用件だろうか??と思い、スマホのメールを開いたのだが、そこにはこんな素晴らしいメッセージが書いてあった。 「今度ナースと合コンやるんだけど○○も来る??」 「ナースと合コンだと??」 「行きます。」 僕は光の速さつまり光速に匹敵する速さでスマホを操作し、友人に力強い意志と夢と希望をのせたメールを返信した。 気分はウキウキ。その時は景色が輝いて見えた。人生はバラ色である。未来は希望しかない。僕の精神は高ぶり、子供の時の遠足の前日のように眠れない日々が続きそうなぐらいの心境であった。(じっさいはぐっすりね) 待ち合わせ そして、当日。場所は日本最大の歓楽街がある新宿。少
日本映画・洋画を問わず、ネタバレ・あらすじを交えて感想(レビュー、 批評、 解説…?)を語りながら、映画の魅力を再発見していきましょう。ラストを明かすことも。 『アンストッパブル』の冒頭のカットに、ピンと来た人も多いだろう。 朝の操車場。 仕分線に並んだ多くの列車。 ガタタン、ガタタンと、貨車の触れ合う音が響く。 これは、黒澤明監督が撮ろうとしていた『暴走機関車』の出だしと同じである。 ヒューマンドラマの集大成たる『赤ひげ』を発表するも、大幅な予算超過のために東宝から専属契約を解除された黒澤明は、1966年、活躍の場をハリウッドに求めた。その第一弾として、1963年に起きた事件をヒントに、久しぶりのアクション映画に取り組んだのが『暴走機関車』である。 機関士が不在のまま暴走を始める機関車。 そこには、二人の脱獄囚が隠れ潜んでいた。その二人――まだ30代のピーター・フォークと、60を超えたヘ
日本映画・洋画を問わず、ネタバレ・あらすじを交えて感想(レビュー、 批評、 解説…?)を語りながら、映画の魅力を再発見していきましょう。ラストを明かすことも。 【ネタバレ注意】 スター・ウォーズ・シリーズほど人口に膾炙する作品はないだろう。世界中のファンが、スター・ウォーズ・シリーズのありとあらゆることを語り合い、語り尽しているはずだ。もう語る余地があるとは思えない。 それでも私がスター・ウォーズ・シリーズについて書きたいと思ったのは、エピソード7『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を観たからだ。ジョージ・ルーカスが監督せず、脚本を書かず、制作総指揮も務めない新作には、百人百様の受け止め方があるだろう。観客が抱く思いの違いは、先行する六作に対する思いの違いでもある。『フォースの覚醒』に喜ぶにせよガッカリするにせよ、それは六部作のどこが好きでスター・ウォーズ・シリーズに何を求めてきたかによる
年末の連休に入った静かな明け方。ふと、散歩に出かけたくなり、出かけた。いつもなら早朝の通勤の人などもそれなりに見かける時間だが、今朝は少ない。自動車も少ない。そのまま私は、空虚に魅せられたようにさらに人の気配のない、死んだような朝の街を選んで歩いて行くと、横断歩道の信号機に合った。赤である。私は立ち止まる。 自動車は来ない。信号が青になるのを待ちながら、ふと、信号機が青に変わるまで待つ必要なんかあるのだろうかと思う。 見渡しが悪いわけでもない。自動車も来そうにない。信号機に従わなくても誰も見咎める人もいそうにない。つまり、信号機を無視してもなんら問題がない。 そういうとき、若いときの私は信号機を無視したものだった。欧米人は普通そうする。そもそもルールなんて人の世界の相対的なものである。などと思っていた。しかし欧米人ならすべてそうするわけでもない。フランス人は、自動車が来なければ信号を守らな
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