国民生活センターによると、コロナ禍の影響で様々な場所をアルコール消毒することが増えているが、その影響でドアノブを破損させてしまうという報告があったようだ。破損したドアノブは幼稚園のトイレで使用されていたもので、アクリル樹脂の中に金属部品が組み込まれている構造だった。国民生活センターが外観調査を行ったところ、アクリル樹脂部分に亀裂が入っていたとしている(国民生活センター)。 幼稚園ではコロナ対策のため1日に5回程度、エタノール濃度65容量%の消毒液で消毒を行っていたところ、約2カ月で破損したそうだ。国民生活センターは、消毒する前にアルコールの使用が可能かを確認するとともに、厚生労働省の消毒・除菌方法を参考にしつつ、アクリル樹脂の場合は台所用洗剤(界面活性剤)を使用するなど消毒・除菌するよう求めている。