精神保健指定医の資格の不正取得に関わったとして今年10月に厚生労働省からこの資格取り消しを発表された精神科医89人のうち少なくとも3人が、国の判断は違法だとして処分取り消しを求める訴訟を起こしていたことが分かった。うちの1人の裁判の第1回口頭弁論が27日、大阪地裁(山田明裁判長)であり、医師側は「厚労省は非公表の基準で処分し、基準そのものも不合理で、行政手続法に反する」と主張した。 関係者によると、複数の医師が弁護士に対応を依頼しているといい、提訴が広がる可能性がある。
厚生労働省が10月、全国の精神保健指定医89人の資格を一斉に取り消したことをめぐり、対象となった精神科医の男性が「一方的な基準による行政処分で不当だ」として、国に処分取り消しを求める訴訟を大阪地裁(山田明裁判長)に起こしたことが27日、分かった。男性は医療法人の理事長も務めており、「地域の精神医療に多大な影響が出ている」と主張。判決までの資格取り消し処分の執行停止もあわせて申し立て、山田裁判長は認める決定をした。26日付。 「処分基準は事後的にもうけられ、不合理」 訴状によると、男性は平成18年6月に指定医資格を取得。京都府立医科大付属病院に勤めていた今年10月26日、監督下にあった医師が診断や治療に十分に関与していない患者のケースリポートを不正に提出し、男性も指導医の立場でそのリポートに署名したとして資格を取り消された。 男性側は厚労省の判断に対し「監督していた医師が患者の症例検討会に参
トレンドニュースの記事一覧です。ネットで話題の新商品や、流行のイベント、テレビで話題のグルメやスイーツなど、新聞・通信社が配信する最新記事のほか、動画ニュースや雑誌記事まで、注目のトレンドニュースをまとめてお届けします。
揺れる新出生前診断 認定施設外でも検査 手厚いカウンセリングや 家族で考える時間が必要 2016/12/27 11:46 (2016/12/28 16:28 更新) 妊婦の血液から胎児の染色体異常を調べる「新出生前診断」が揺れている。2013年4月に開始して以来、受診者が3万人を超える一方、必須のカウンセリングをせずに認定施設外で検査が行われていることが分かり、日本産科婦人科学会(日産婦)は今月、医師3人を処分した。「命の選別」につながると懸念される検査だけに、それぞれの立場で慎重な対応が求められている。 胎児の病気や障害を調べる出生前診断には、さまざまな手法がある=表。うち新出生前診断は、技術的には採血だけで高い精度の検査が可能だ。このため、安易な人工中絶につながらないよう、日産婦は指針を設け、(1)日本医学会が認定した施設(現在78カ所)だけで行う(2)施設は妊婦や家族が検査の意義など
トレンドニュースの記事一覧です。ネットで話題の新商品や、流行のイベント、テレビで話題のグルメやスイーツなど、新聞・通信社が配信する最新記事のほか、動画ニュースや雑誌記事まで、注目のトレンドニュースをまとめてお届けします。
咳払いや肩をすくめることが繰り返し起こるチック症。チック症と似た症状がてんかんにもありますが、この2つの原因は異なります。 症状や違いをまとめました。 チック症が慢性化しているとトゥーレット症候群と診断 4~11歳頃に発症することが多いチック症。チックとは、突発的、反復的、常同的な運動あるいは発声のことです。チック症には、「運動性チック」と「音声チック」があり、それぞれ「単純チック」と「複雑チック」に分類されます。 ◯運動チック・・・一見するとクセに見える体の動きのこと。 ・単純性運動チック まばたき、首ふり、肩をすくめる、四肢の伸展など ・複雑性運動チック 物を蹴る、飛び上がる、他の人の運動のまねなど ◯音声チック・・・咳払いがもっとも多く、「あ~」や「うん」など単純な音声や複雑な発声をすること。 ・単純性音声チック 咳払い、うなり、鼻鳴らしなど。しばしば横隔膜や中咽頭収縮筋の収縮によっ
県は26日、精神科病院での入院継続や処遇などが適当かを判断する「県精神医療審査会」が、開催要件を満たさないまま平成23年度以降に44回行われ、約1万2千件の審査を行っていたと発表した。岐阜県が同様の事案の発生を公表したことを受け調査していた。 県によると、審査会は精神保健福祉法に基づき、精神保健指定医▽精神保健福祉士など▽弁護士など-の3分野5人の委員で構成され、各分野1人以上の出席が義務付けられている。 審査会は文書の保存期間内で確認できた23年4月〜28年11月に264回開催されており、うち44回は急用による欠席などで全分野の委員がそろっていなかった。44回の審査会では入院患者からの退院請求など78件、精神科病院からの報告案件1万2087件が審査されていた。 各案件は来年度初めの審査終了をめどに再審査が実施される。関口隆一・県立精神保健福祉センター長は「関係者の皆さまにご迷惑をおかけす
きしみ・いちろう/1956年、京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋古代哲学史専攻)。京都教育大学教育学部、奈良女子大学文学部(哲学・古代ギリシア語)、近大姫路大学看護学部、教育学部(生命倫理)非常勤講師、京都聖カタリナ高校看護専攻科(心理学)非常勤講師を歴任。専門の哲学に並行してアドラー心理学を研究、精力的に執筆・講演活動を行っている。 嫌われる勇気──自己啓発の源流「アドラー」の教え フロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨頭とされながら、日本では無名に近いアルフレッド・アドラー。彼はトラウマの存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、対人関係を改善する具体策を示してくれます。まさに村社会的空気のなかで対人関係に悩む日本人にこそ必要な思想と言えるでしょう。本連載では、アドラーの教えのポイントを逐次解説することでわかりやすく伝えます。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く