マインドフルネスを欧米に広めた禅僧ティク・ナット・ハン師と、ハーバード大学の栄養学の専門家リリアン・チェン博士の共著という、新鮮な組み合わせの1冊がこちら。仏教の教えとダイエットや健康法が結びつくなんて、ちょっと不思議な気もします。でも、実は仏教的な暮らしは、栄養学や健康の観点からも、とても理にかなったものなのです。 この本では、仏教の教えを背景に、食事や運動、呼吸法やメンタルトレーニング、さらにはコミュニティに貢献してよりよい社会のために役立つには、というテーマに至るまで幅広く具体的に語っています。 翻訳者の大賀英史さんは、心理学や脳神経科学の専門家として、国立健康・栄養研究所でメタボリックシンドローム対策の研究をしているときに、この本に出会ったそうです。2010年当時、禅やマインドフルネスと、栄養学や脳神経科学など科学的アプローチを融合させた文献は、ほかにはほとんどなかったといいます。
![禅僧×ハーバード大学栄養学の専門家による「幸福で満たされる食べ方」 | ROOMIE(ルーミー)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9cae8f22937cc7e3895673187871ffa14ae29b86/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fmedia.loom-app.com%2Froomie%2Fdist%2Fimages%2F2022%2F09%2Fshutterstock_564161938-1.jpg%3Fw%3D1200)