パソコンのデータをロックし復旧のために金銭を要求するウイルス「ランサム(身代金)ウエア」を作成したとして、神奈川県警は5日、不正指令電磁的記録作成などの疑いで、大阪府高槻市の中学3年の男子生徒(14)を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。県警によると、ランサムウエア作成容疑での立件は全国で初めて。 男子生徒は1月、第三者のパソコンを感染させる目的でランサムウエアを作成した疑いが持たれている。 男子生徒はランサムウエアを作った目的について、「自分の知名度を上げたかった」と供述。現時点で金銭被害は確認されていないが「100人以上がダウンロードした」と話している。 捜査関係者によると、男子生徒は複数の無料の暗号化ソフトを組み合わせてウイルスを自作。海外のウェブサイトに載せ、会員制交流サイト(SNS)を通じてそのサイトに誘導し、ダウンロードさせていた。 感染するとデータが開けなくなり、復旧のた