共有地としての言葉―仲俣暁生 ※inflorescencia=inf. 仲俣暁生氏=仲俣 ced氏に関しては雑記帳をご覧ください。 ced 本以外のところでエディターシップを考えるときは、外山滋比古の『エディターシップ』って本がみすず書房から昔から出ていて、あれが自分の中では念頭にあったのですが。 仲俣 はい。 ced あれはネットがない時代に書かれた本で、今の話を考慮するとほとんどそれが消えてしまうんですね。選択に関しても。だからさっき3つあった……。 仲俣 選択、配列、パッケージ、ですね。 ced まあ彼は、選択して配列してそれをうまくパッケージングできるような人材がこれからのエディターシップとして必要で、人はみな生まれながらにしてエディターであるみたいなことを言ってるんですけど。結果的に幸か不幸かインターネットによってそれが誰しも出来るようになってしまって、そうすると、じゃあ編集者