「2011年本屋大賞」を受賞した東川篤哉さん(中央) 全国の書店員が「一番売りたい本」を選ぶ11年の「本屋大賞」が12日、発表され、東川篤哉さんの令嬢刑事とその執事のミステリー「謎解きはディナーのあとで」(小学館)が大賞に輝いた。東川さんは「大きな賞をいただきましてありがとうございました。(02年は入選だったので)こういった賞をいただく経験はありませんでした。デビューした年はユーモアミステリーの冬の時代で世間の風は冷たかった。今回、書店のみなさんが好意的に販売してくださったお陰で作者が思いもよらない大ヒットとなった。ユーモアミステリーへの注目度も上がったんじゃないかと自負しています」と胸を張り、「本格ミステリーであり、ユーモアミステリーであるこの作品で受賞できたのはなによりです」と喜びを語った。 また同書のCMに登場している令嬢と執事からのビデオコメントも寄せられ、令嬢が「私が活躍したあ