娘に言う。bloggerと人間は共存できる。俺はbloggerの血を四分の一だけ継いでいるが、努力でハーフに昇り詰めた。これは自慢ではない。事実だ。どんなに努力をしてみても、所詮ハーフが行き止まりという、厳然たる事実を述べているだけなのだ。純粋なbloggerでないことは、俺をずっと苦しめてきた。野を駆ける中二のように、宇宙じみたblogを書いてみたかった。俺は一度も、意味不明のblogを書いたことはない。俺の中に流れる人間の血が、それを許さなかったのだ。なんという低俗。人間どもの低俗な辞書に、ちょっと気の利いたような例文を、付けて暮らした十年だった。どうしようもない十年の過去を持つ者は、次の十年、どうしようもない。それはなぜだ。なぜだかわかるか我が娘よ。過去の十年を見てきた眼で、未来の十年を測ってしまうからだ。どうしようもない過去を、未来に重ねてしまうからだ。生きれば生きるほど、未来は半