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ブックマーク / hakoniwa2.blog2.fc2.com (2)

  • ■連射王・下(川上稔)

    堪能した。 ゲームセンターのシューティーングゲームという題材から、人を選ぶような内容かと思いきや、読み終わって見れば一人の学生が気を掛けてSTGに挑む様子を真っ当に描いた、青春小説そのものでしたね。斬新なのが、情熱を傾ける先がSTG、というだけで。 や、久しぶりの川上さんの作品でしたが、変わってないよなあ、この面白さと熱さは、と思いましたね。今回『終わクロ』のようなはっちゃけたギャグは皆無といってもいいですが、川上作品に共通する『前へ』というテーマは相変わらず健在。非常に硬派に、一人の少年の”気”を掘り下げて描写しています。特にこの下巻は中盤から開き直ったように一気に盛り返してくる高村の姿が熱すぎるよ。その行動力もですが、セリフの一つ一つまでもがカッコイイの一言に尽きるわけで。個人的には(STGに限らず)これだけ情熱を傾けることができるゲームに出会えるということが、自分もゲーマーの端く

    ■連射王・下(川上稔)
  • ■連射王・上(川上稔)

    個人的にゲームセンターでのシューティングゲームというと、一回だけワンコインクリアという思い出がありまして。それは昔家族で旅行に行った際の旅館で、一番最初の『R-TYPE』をクリアしたというもの。PCエンジンで何度かプレイしていたこともあって慣れていただけの話なんですが、後にも先にも筐体機でギャラリーを作ってしまったのはアレだけです。といっても凄い年下の少年たち(とそのお父さんが数人)なんですが(苦笑)。たったアレだけでも何ともいえない恥ずかしさがありましたよ。懐かしいなあ。 まあそんなことはどうでも良い話で。 内容のほうは、STG攻略に情熱を燃やすことになる一人の少年の青春小説、でしょうか。上巻はまさにシューターへの目覚めという感じでした。全体的にローテンションなんですけど、じわじわと盛り上がってくる静かな熱さがありましたね。主人公は学生なので、学校生活や人間関係のドラマも盛り込まれ、さら

    ■連射王・上(川上稔)
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