「制度会計(財務会計)」と「管理会計」との主従関係をどう捉えるかによって、会計システムのアーキテクチャは大きく違ってくる。現在、「制度会計に管理会計が寄生しているスタイル」が主流であるが、筆者はその反対の「管理会計に制度会計が寄生しているスタイル」のほうが適切であると主張していて、現在開発中の「CONCEPTWARE/財務管理」もそのような形をとっている。これらの2つのスタイルの違いを見よう。 ◆制度会計と管理会計の主従関係 「制度会計」とは要するに「簿記」の枠組みのことで、「企業活動にともなうさまざまな取引を仕訳として様式化して決算書の形に集計する」というのが基本的な役割である。簿記や決算公告のルールに依拠しているという意味から「制度会計」と呼ばれる。いっぽうの「管理会計」とは、社内での管理用の枠組みのことで、形式に制限はなく、それぞれの会社で都合の良い独自の形をとる。 まず、現在の主流
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