西宮市のJR神戸線・さくら夙川駅で、列車接近時に流れていた人気男性デュオ「コブクロ」のヒット曲「桜」のメロディー放送が、このほど終了した。JR西日本は「駅の認知度向上という目的を達成したため」と説明するが、著作権料が高額だったことも終了の理由とみられる。 さくら夙川駅は2007年3月に開業。JR西によると、桜の名所の夙川公園に近いことから「桜」を接近メロディーに採用した。電車がホームに近づくとオルゴール調の曲が流れていたが、3月2日からは神戸線のほかの駅と同様、同社のオリジナル曲「さざなみ」が使われている。 著作権料が高いため、当初、同社は2年程度で終える方針だったが、09年度は大型観光企画「あいたい兵庫デスティネーションキャンペーン」があったため延長していたという。年間数百万円を払っていたとみられる。(足立 聡) (2010/04/14 10:48)