是枝裕和監督作「万引き家族」が最優秀作品賞を含む8冠[映画.com ニュース]第42回日本アカデミー賞の授賞式が3月1日、東京・グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで行われ、是枝裕和監督作「万引き家族」が最優秀作品賞を含む8冠に輝き幕を下ろした。次いで白石和彌監督作「孤狼の血」が最優秀主演男優賞を含む4部門を受賞、上田慎一郎監督による「カメラを止めるな!」は、最優秀編集賞と話題賞(作品部門)を獲得した。 「誰も知らない」「海街diary」など、さまざまな“家族のかたち”を描き続けてきた是枝監督の長編第14作は、万引きで生計を立てながら東京の片隅に暮らす“家族”の切実な絆を描いたもの。第71回カンヌ国際映画祭最高賞のパルムドールを皮切りに、世界各国の映画賞を席巻し、第91回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。是枝監督は、自らプレゼンターを務めた最優秀監督賞発表の場で「前向きな提