日本音楽著作権協会(JASRAC)の許諾が必要な楽曲を歌謡ショーで無断使用したとして、静岡県袋井市の音楽イベント企画会社役員ら3人が11月初めに掛川署などに逮捕された。インターネット上などで著作権侵害が横行する中、音楽文化発展のため作曲家や作詞家らの権利保護は欠かせない。ただ、JASRACの運営方法に、「使用料請求の基準が分からない」と市井から戸惑いの声も上がる。 今回の事件を巡ってはJASRACが2001年に演奏差し止めと使用料の支払いを求めて企画会社側を提訴し、既に和解が成立していた。企画会社側は支払いに応じなかった上、その後も15年以上にわたり法人名や代表者を変更したり、主催名義を偽ったりしながら全国各地で270件以上の歌謡ショーを開き、無断使用を継続したという。 ■「極めて悪質」 JASRACによると、同企画会社による使用料の未払いは総額1億7千万円。JASRACは「極めて悪質な事
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