数十年に1度だけ花を咲かせる植物「リュウゼツラン」の開花が、この夏各地で相次いでいます。 専門家は珍しい現象だとした上で、気温の上昇でメキシコなどに自生するリュウゼツランが育ちやすい環境になったのではないかと指摘しています。 「リュウゼツラン」はアメリカ南西部からメキシコに自生する植物で、日本には観賞用などとして持ち込まれ、数十年かけて育ったあと1度だけ花を咲かせて枯れます。 葉の先がとがりとげがあることから、竜の舌にみたてて和名がつけられたとされています。 200を超える種類があり、このうち日本では比較的大型で寒さに強い「アオノリュウゼツラン」が多く見られます。