参院予算委員会で自民党の小野田紀美氏の質問に答える岸田文雄首相=国会内で2021年12月17日午前9時6分、竹内幹撮影 17日の参院予算委員会で、自民党の小野田紀美氏がNHKを視聴したい人だけが受信料を払う「スクランブル化」を求める一幕があった。NHKはテレビを持たない人に対するインターネットを通じた番組配信の実証実験を2022年度中に始めるが、小野田氏は「ネットの受信料を取ろうとするならけしからん」とけん制した。 小野田氏は「今、若者を中心にテレビを見なくなっ…
ローソンの生鮮・格安コンビニ「ローソンストア100」のおかずが一つだけの弁当が好調だ。6月発売の第1弾「ウインナー弁当」(税抜き200円)は、同社の弁当の販売記録を大幅に更新する50万食(10月末現在)の大ヒットとなり、11月10日から販売されている「ミートボール弁当」(税抜き200円)は、そのウインナー弁当の発売直後を超す勢いだ。白いご飯に、おかずはそれぞれウインナー5本とミートボール6個だけという、見るからにシンプルな弁当だが、その実現には、10年間あきらめなかった発案者の存在があった。【増田博樹/デジタル報道センター】 「必ず売れる」信じたが 「ウインナーが嫌いな人はいないのに、なぜないのだろう」。大ヒットになったウインナー弁当を世に出すきっかけになったのは、同社の林弘昭さん(43)=現運営本部統括部長=が感じた素朴な疑問だった。林さんは、売り上げ増を目指して店を指導する運営畑一筋で
第49回衆院選の公示が19日に迫る中、街中に立候補予定者とおぼしきポスターが目につく。横に政党幹部らの顔を配し、演説会の予定を告知する通称「2連ポスター」だ。選挙期間中でもないのに、なぜ掲示が可能なのか。そして演説会は本当に開かれるのか。 「演説会はあくまでも予定なので……」。10月下旬に選挙区内の主要駅前で行う予定の演説会を2連ポスターで告知している、西日本の野党現職陣営関係者は言葉を濁す。ポスターには、次期衆院選の立候補予定者と、来年改選を迎える参院議員が写っていたが「一般的にはやらないケースが多いのでは」と話す。 そもそもポスターに書かれている予定も、告知というには目立たないことが多く、来年の期日を設定しているものもある。閣僚経験者らとのポスターを複数種類作っている九州のある与党現職陣営の担当者に開催について尋ねると「おそ…
線路の上を滑らかに走ってきた鮮やかな赤色の車体が静かに止まった。8月5日朝、海陽町の宍喰駅に、道路と線路の両方を走るデュアル・モード・ビークル(DMV)が姿を現した。【共同通信論説委員 高山一郎】 前部のタイヤ車輪を引き上げ、代わりに下ろした前後4輪の金属製車輪が線路をとらえる「鉄道モード」だ。だが、金属製車輪は自らは回っていない。専ら脱線防止のためで、動力源はエンジンで回す後部のタイヤ車輪だ。これが線路に働きかけ、車体を推進している。ハンドルは固定、運転手は自動車と同じように足でアクセルとブレーキを操作する。
五輪競歩のリハーサルが行われた札幌駅前通。直前の降雨で街頭の温度計は27度に下がっていた=札幌市中央区で2021年8月4日午後4時半、貝塚太一撮影 東京オリンピックのマラソンと競歩が5~8日に開催される札幌市で、記録的な暑さが続いている。4日の最高気温は33・1度となり、15日連続で30度以上の真夏日となった。これは1924年の17日連続に次ぐものだ。レース中は氷や水風呂を用意するなどの対策がとられる方針だが、今後も厳しい暑さが予想されており、選手の体調への影響が懸念されている。 もともとマラソンと競歩は都内で開催される予定だった。しかし、高温多湿の中東ドーハで行われた陸上の世界選手権(2019年)で途中棄権が続出したため、国際オリンピック委員会(IOC)の主導で会場が東京から札幌に移された。当時、IOCは大会中の札幌の気温は東京より5~6度低いと想定していた。
文化審議会国語分科会の小委員会は26日、省庁などが業務で作成する公用文のルールを約70年ぶりに改めるよう求める報告書を大筋で了承した。政府がネット交流サービス(SNS)などで幅広く情報発信をするようになったことや外国にルーツを持つ居住者が増えていることなどを踏まえ、法令に準じた難しい日本語ではなく、状況に応じて分かりやすい表現を使うよう求めている。 公用文のルールの大本となっているのは、1952年に定められた「公用文作成の要領」。政府機関が戦前に使っていた文語調の日本語を排除し、国民に伝わりやすい文書を作成するため、官房長官が各省庁に出した通知で、現在も効力を持っている。横書きの文章を途中で区切る際はテンではなくコンマを使うことや、常用漢字表に従って漢字と仮名を使い分けることなど、細かい決まりがある。
東京オリンピック・パラリンピックの選手村村長の就任記者会見を終えて記念写真に納まる川淵三郎氏(右)と森喜朗氏=東京都中央区で2020年2月、円谷美晶撮影 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が女性蔑視発言で引責辞任することを明らかにした。森氏が元日本サッカー協会会長の川淵三郎氏(84)を後継指名したことが反発を招き、後任選びは白紙に戻った。新型コロナウイルスの感染拡大で開催が危ぶまれる大会まで残り5カ月余り。トップ不在で混乱は続く。 「川淵新会長」頓挫の要因に暴露 12日午後、東京都庁での定例記者会見で、小池百合子知事は述べた。「手続きの透明性を世界が見ている」「選考は透明性を持って進めていただきたい」。その涼しげな表情とは対照的に、組織委の次期会長の人選を巡り、スポーツ界も政界も大混乱に陥っていた。 引き金は10日の小池氏の発言だった。「今ここで開いても、あまり
「天使の誘惑」や「北酒場」をはじめ数多くのヒット曲を作詞し、「長崎ぶらぶら節」などの小説でも知られる作詞家で直木賞作家のなかにし礼(なかにし・れい、本名・中西礼三=なかにし・れいぞう)さんが23日、心筋梗塞(こうそく)のため死去した。82歳。葬儀は家族で営む。喪主は妻の中西由利子(なかにし・ゆりこ)さん。 中国黒竜江省(旧満州)牡丹江市生まれ。第二次世界大戦後、難民となって日本に引き揚げる。立教大在学中からシャンソンの訳詞を手がけ、1966年、作詞・作曲した「涙と雨にぬれて」がヒット、67年には「帰らざる海辺」「知りたくないの」「恋のフーガ」など一連の作品で日本レコード大賞作詞賞を受賞し、作詞家としての地歩を固めた。以来、68年に「天使の誘惑」、70年に「今日でお別れ」、82年に「北酒場」がそれぞ…
クマが侵入したと通報があったショッピングセンター。警察がクマの捜索を続けている=石川県加賀市作見町で2020年10月19日午後0時半ごろ、深尾昭寛撮影 19日午前7時50分ごろ、石川県加賀市作見町のショッピングセンター「アビオシティ加賀」の搬入口からクマが侵入したと従業員から110番があった。県警によると、クマは施設内に潜んでいたとみられ、約13時間後に施設内の倉庫で射殺された。けが人はいないという。侵入当時は開店前で、施設側は従業員を屋外に避難させた上で臨時休業とし、県警や猟友会のメンバーらが捜していた。 施設の周囲には規制線が張られ、この日は防護盾を持った警察官や麻酔銃などを手にした県職員らが慌ただしく出入りした。店内の防犯カメラやドローンを使って施設内を捜索。市によると、午後9時ごろ、猟友会が倉庫内にいたクマを射殺した。
河野太郎行政改革・規制改革担当相が25日に行われた内閣府の規制改革推進会議の「投資等ワーキンググループ(WG)」のオンライン会合で、放送を巡る規制改革についての検討スケジュールを示した文化庁に「やる気がないなら担当部署を変える」と迫る一幕があった。河野氏は全省庁に印鑑の廃止の3カ月前倒しを求めるなど改革のスピードを速めており、従来のペースで進む議論にいらだちを募らせたようだ。 内閣府や参加者によると会合では、放送をインターネットで同時配信する際、映像などの使用許諾が別々に求められるため事業者の権利処理の負担が大きく、コンテンツ産業の成長の妨げとも指摘されている問題を巡り、関係省庁や有識者が議論した。
連合は12日、産業別労働組合(産別)を交えた幹部会合を東京都内で開き、立憲民主党と国民民主党が結党に向けた手続きに入った合流新党を支援する方針を確認した。国民の玉木雄一郎代表が11日に「分党」により合流慎重派で新党を作る意向を示したことに関し、神津里季生会長は会合後の記者会見で「一つの『大きな固まり』を追求することに我々は価値観をずっと持っている」と述べて不快感を示した。 神津氏は会見で各産別が支援する「組織内議員」に関し「一つの大きな固まりの中で、私どもの政策をしっかり主張し実現することに力を振るってほしいということが、きょうの(幹部間の)申し合わせの最もコアな内容だ」と述べ、新党に加わることを促した。
都民有志から受け取った提言書を手に知事選への出馬会見をする宇都宮健児氏=東京都庁で2020年5月27日午前11時1分、南茂芽育撮影 元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(73)が27日、東京都庁で記者会見を開き、任期満了に伴う東京都知事選(6月18日告示、7月5日投開票)に無所属で立候補すると正式表明した。宇都宮氏は過去2回の都知事選で次点となっており、今回も有力候補になるとみられる。現職の小池百合子氏(67)も再選出馬が確実とされている。 宇都宮氏は「緊急の3課題」として、PCR検査の拡充や自粛・休業要請に対する補償の徹底などの新型コロナウイルス対策▽都立・公社病院の独立行政法人化の中止▽都が検討するカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致反対――を公約とした。学校給食の完全無償化や羽田空港の新飛行ルート運用による都心の低空飛行の反対など「重視する8課題」も掲げた。
衆院内閣委員会で検察庁法改正案の審議中にタブレット端末でワニの動画を見る平井卓也・前科学技術担当相=2020年5月13日午前9時9分 検察官の定年延長を可能にする検察庁法改正案をめぐる13日の衆院内閣委員会で、委員の平井卓也・前科学技術担当相(自民)が、野党議員と担当大臣の質疑中に自身で持ち込んだタブレット端末で動物の動画を約5分見た。衆院事務局は質疑と無関係の動画を見る行為は「好ましくはない」としている。 委員会は午前9時から始まり、平井氏は同9分から約5分間、巨大なワニが歩いたり、大蛇にかみつかれたりする動画を見た。音声は出ていなかった。 閲覧したのは今井雅人氏(無所属)と武田良太行政改革担当相が激しく質疑を交わしていた最中で、平井氏はその後、目をつむった状態の姿勢を長く続け、委員会が続いていた午前10時20分に途中退室した。
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