著作権を管理する楽曲を無断で流されたとして、日本音楽著作権協会(JASRAC、東京都)が大阪市中央区のバー経営者に、楽曲の使用料約6万円の支払いや使用の差し止めを求めた訴訟は2日、大阪地裁(谷有恒裁判長)で和解が成立した。経営者が全額を支払い、今後は使用契約を結ぶことで合意した。 訴状などによると、経営者はバーを開店し…
JASRACによる管理手数料実施料率の変更が2月にアナウンスされた(図1)。一部メディアやネット上などでは、その<引き上げ>の部分ばかりが特に注目され、今回の変更の意図や、背景となる状況の変化にまで言及することはほとんどなかった。だが実は、変更後の手数料は、分配にこそ好影響を与えるよう入念にデザインされたものであり、3年計画の見直しの端緒でもある。JASRACで経理部長などを歴任してきた宮脇正弘氏に、見直しの狙いやロードマップなどを改めて直接うかがった。 【図】18年度分配実績に今回の変更を適用したシミュレート ■そもそも分配額はどうやって決定しているのか 2019年、設立から80周年を迎えるJASRACの業務の根幹は、いうまでもなく音楽著作物の使用料を徴収し、権利者へ分配すること。その際、利用区分ごとに細かく定められた一定の割合を管理手数料として控除した上で分配している。19年9月分配期
福岡市地下鉄天神駅のエスカレーター。右側は急いで歩く人のため空けられている=福岡市中央区で2018年12月20日午後4時4分、矢頭智剛撮影 エスカレーターの片側を歩く人のために空ける習慣を見直してもらおうと、全国の鉄道事業者などが呼びかけを本格化させている。片側を歩く人との接触事故が後を絶たないほか、半身まひなどで手が動く側でしか手すりがつかめない利用者もいるためだ。しかし、片側空けの習慣は定着しており、利用者側に呼びかけが浸透するかは不透明だ。 福岡市中央区の市地下鉄天神駅。ホームに列車が到着すると上りエスカレーターに人が流れ込み、左側に立とうとする人の列がホームに長く延びた。市地下鉄では2013~17年度に年間31~56件のエスカレーター事故が発生。乗り口の床には「歩かないで」のステッカーで呼びかけているが、右側は先を急ぐ人たちが次から次に駆け上がっていく。
サポーターのつぶやきと喉あめがサッカーJ2の大分トリニータを後押ししている。指示を出すたびに喉がかれてしまう片野坂知宏監督を思い、サポーターがツイッターで「片さんの喉を守って」と発信。浅田飴(あめ)=東京=がトリニータのスポンサーに乗り出した。その後、チームは好調で、現在2位。J1昇格をかけた最終節の試合が17日にある。 「前半5分で声が出なくなった」。8月18日にアウェーであった東京ヴェルディ戦。大声を出していた片野坂監督の喉がかれ、指示が届きにくくなった。ハーフタイムではスタッフが観客席に行き、喉あめを持っている人を探すほど。試合は0-0で引き分けた。
性的少数者(LGBTなど)への差別的な表現について批判を受けていた月刊誌「新潮45」が25日、最新号の発売からわずか1週間、また佐藤隆信社長によるコメント発表から4日で休刊に追い込まれた。回収や続刊号での謝罪などを飛び越えた突然の決断の背景には、同社の予想を超えた批判の広がりがある。 出版不況を背景に「右傾化路線」を取る出版物は増加傾向にあり、「新潮45」も反リベラル色を強めてきた。だが、保守系の雑誌だけで経営している出版社と異なり、文芸が中軸の新潮社がマイノリティーを蔑視しているととれる極端な特集を組んだことの波紋は大きかった。経営面への影響も懸念され、同社は迅速な処理をせざるを得なかった。 ノンフィクション作家で同誌に多数の作品を発表してきた石井光太さんは「総合月刊誌が生き残るためには、ある程度偏った固定層の読者を確保する必要がある。そうでなければ、経営的に雑誌自体が立ちゆかない。『新
もろみの温度を均一に保つ「櫂(かい)入れ」の作業をする杜氏の佐藤麻里子さん=埼玉県越生町津久根の佐藤酒造店で、椋田佳代撮影 ぷらすアルファ(α) 大相撲春巡業の土俵上で京都府舞鶴市長を救命処置中だった女性に対して、土俵から下りるよう促す場内放送が流れ、「人命より伝統か」「女性差別だ」と問題視する声が相次いだ。「伝統」と「男女平等」が折り合える道はないのか。女人禁制の現状を取材し、考えた。【夫彰子、椋田佳代】 「振り手がいなくて弱っていた」。京都府宮津市の元伊勢籠(この)神社で平安時代から約1200年続く女人禁制の神事「太刀振り」。2014年、太刀をあやつる振り手に女子の参加を初めて認めた地元・江尻地区の当時の自治会長で氏子総代の猪隼武男さん(73)はそう振り返った。 太刀振りは毎年4月24日に営まれる祭りの神事で、地元3地区の男性が担ってきた。しかし、少子化の影響で振り手が減少。伝統を残そ
テレビ・ラジオで使う楽曲の著作権を管理する社団法人「日本音楽著作権協会」(JASRAC)が、他業者を排除したとして公正取引委員会から独占禁止法違反(私的独占)で排除措置命令を受けた事件の審判でJASRACは2日、公取委の審判官から命令を取り消す審決案が通知されたと発表した。今後、公取委は調査した審査局の意見も聞き、正式な審決を出す。公取委が「違反事実は認められなかった」とする審決を出すのは異例。 JASRACは楽曲の放送使用料について、利用回数を基に算出するのではなく、前年度の放送事業収入の一定割合を徴収する「包括契約」を各放送局と結んでいる。公取委は09年2月、この包括契約で各放送局は「新規参入した他業者の楽曲を放送すると追加負担が発生する」と考え新規業者の曲をほとんど利用しておらず、他業者の参入や事業を制限していると認定。被害の実例として新規業者が著作権を管理した人気歌手の特定の曲を示
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