鳥取県の第3セクター・若桜(わかさ)鉄道の若桜駅で26日、蒸気機関車(SL)「C12―167号機」(1938年製)を女性限定で運転できるイベントがあり、大阪府池田市や兵庫県尼崎市などから集まった18~46歳の<鉄子さん>5人が挑戦した。 「女性だけで楽しみたい」との声に応え、同鉄道が初めて企画。参加者はSLの構造や運転方法について説明を聞いた後、1人ずつ運転席へ。社員の指導を受けながら、ブレーキのレバーなどを操作し、展示用線路を1往復(約200メートル)した。終了後には、機関士見習いの〈辞令〉が交付され、機関車を方向転換させる転車台の操作も体験した。 同県姫路市の高校3年福田有友子(あゆこ)さん(18)は「レバーの操作は力の加減が大切とわかった。運転には、女性ならではの繊細な感覚が生かせるかも」と笑顔で話していた。