阪神電気鉄道は31日、武庫川線で運行され、今年6月に引退した「赤胴車」を都市再生機構(UR都市機構)へ譲渡するセレモニー「赤胴車引継ぎ式」を開催した。譲渡された「赤胴車」は2021年春、武庫川団地内に設置予定となっている。 阪神電車尼崎車庫で「赤胴車引継ぎ式」を開催。武庫川団地の小学生らが招待された 「赤胴車」は上部をクリーム色、下部をバーミリオンに塗り分けたツートンカラーの車両。昭和30年代の登場当時、人気のマンガキャラクターだった「赤胴鈴之助」にちなみ、「赤胴車」の愛称が付けられた。以来、急行用車両の「赤胴車」は阪神電車の伝統的なカラーとして、普通用車両の「青胴車」とともに長きにわたり親しまれた。 急行用車両のカラーが変更された後も、武庫川線に「赤胴車」が残り、2両編成で武庫川~武庫川団地間を運行していた。しかし車両更新にともない、5500形を改造した新デザイン車両が導入されることにな