この物語の主人公のオカちゃんは今年35歳になった。「35歳」という年齢はあるイベントが始まる歳だ。アラフォーの読者の皆さんはピンと来たかもしれない。そう、一般的な会社員は人間ドックが始まる年齢だ。 病院嫌いのオカちゃんは放って置くと自分で予約しそうになかったので、僕は「可愛い看護婦さんがいるよ」とか「終わった後に美味しいものが食べられるから」などと言って人間ドックの受信を勧めた。 なぜなら天津飯が大好きで暴飲暴食が日常のオカちゃんはそろそろ身体に欠陥が出てもおかしくない。先輩として友人として、僕はオカちゃんの健康を心配しているのだ。 ブログのタイトル通りに、彼を1人前の陸マイラーに育て上げるという使命もある。ちなみに「ブログのネタがひとつ減るのは困るしな…」という思いは胸の奥にそっとしまってある。 人間ドックを受信後、オカちゃんは初めての人間ドックの経験を僕に話してくれた。 「ワイ…あない