旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の教義である「統一原理」を解説している『原理講論』(撮影/写真部・掛祥葉子)この記事の写真をすべて見る エホバの証人から脱会した女性は「母の信仰を否定することは、教団の排他的部分と変わらなくなってしまう」と語る(撮影/編集部・小柳暁子) かつて輸血拒否や霊感商法などが社会問題となったいくつかの新宗教団体。その陰には、信者の子ども──特異な境遇に置かれた2世の存在がある。彼らの心の内側に迫った。 【この記事の写真の続きはこちら】 * * * 東京都内で訪問介護事業に携わる40代の女性介護福祉士。誠実な人柄で、同僚からの信頼も厚い。 彼女は、輸血医療を拒否する教理を持つことで知られるキリスト教系新宗教団体「エホバの証人」の2世だ。 生まれたのは東北地方の町。生後間もない頃から、熱心な信者である母親の訪問伝道に伴われ、保育園や幼稚園には通わせてもらえなか
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