東北大学は8月20日、全国の都道府県が公表した20歳未満の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の情報を用いて過去に遡った解析(後方視的解析)を実施した結果、0~19歳の小児患者が家庭外で二次感染を起こす頻度は低いこと、また二次感染を起こす小児患者の割合は中学生・高校生など、比較的年齢が高い集団で高いことを確認したと発表した。 同成果は、東北大大学院 医学系研究科 微生物学分野の押谷仁教授らの研究チームによるもの。詳細は、小児から十代の思春期までの子どもたちが対象の医学や心理学など幅広い分野を扱う学術誌「Frontiers in Pediatrics」にオンライン掲載された。 インフルエンザでは、小児が地域の感染拡大を広げる役割を果たすことが、これまでの研究から明らかになっているため、学級閉鎖や休校措置による感染拡大の阻止をはかるといった措置が取られることもある。しかし、新型コロ