2003年のイラク戦争開戦から20日で15年。米国主導の武力行使を支持した日本の対応を巡り、民主党(当時)政権末期の12年12月に報告書が発表された外務省の検証は、開戦支持を表明した首相の小泉純一郎氏や外相だった川口順子氏らへの聞き取りを政権内で一時検討したが、断念してまとめられた。検証に携わった当時の主要閣僚の1人が17日までに明らかにした。 この閣僚経験者は「小泉氏や川口氏への聴取をすべきという意見が政権内にあったが、政権末期で政治的な体力がなかった」と釈明。開戦時に官房長官だった福田康夫氏は、今でも聴取に応じる用意があると表明した。