学校法人「森友学園」の籠池泰典前理事長(66=詐欺罪などで公判中)が、保釈から丸1年を翌日に控えた24日、都内で講演会とシンポジウムを開いた。 【写真】熱く語る籠池泰典氏 前理事長は会見の中で、森友学園問題のカギとなる、国有地の8億円値引きの根拠となった地下3メートルより深い位置のゴミについて「再び除去しなければいけないゴミはなかった」と、これまで言ってこなかった自らの見解を語った。 前理事長は、シンポジウムを主催した市民団体が参加者に配布した資料製作のため、問題の経過の詳細や資料を用意。その資料によると、15年9月、小学校の建設に向け、国有地の土壌改良を行った業者、設計業者、近畿財務局、大阪航空局の4者が会談を開いた。前理事長は、その会談の中で、近畿財務局が土壌改良を行った業者から「ゴミ、まだ残っています。どうしましょうか?」と聞かれ、「それが有益費は出せない…ばらまいておいてくれますか