米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)移転が狙われる鹿児島県・馬毛島(まげしま)がある西之表(にしのおもて)市で3日、日本共産党の田村貴昭衆院議員、まじま省三衆院九州・沖縄比例予定候補が現地調査し、八板俊輔市長や住民と意見交換しました。 訓練移転をめぐり防衛省は、島の大半を所有する開発会社タストン・エアポートから、昨年12月20日時点で土地の63%を取得しています。 馬毛島を調査した田村氏らは、手つかずの自然を確認。意見交換した八板市長は「馬毛島の活用についてFCLP以外のふさわしい活用の仕方があると考えている。馬毛島をどう活用したらいいのかを議論していきたい」と語りました。 「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」(会長・三宅公人医師)との意見交換には、幅広い市民や市議が参加しました。 田村氏は防衛省資料を示し、政府が沖縄・普天間飛行場移設事業の予算を、国会審議なしに馬毛島の
政府は17日、米空母艦載機離着陸訓練(FCLP)の移転候補地である鹿児島県西之表市の馬毛島(まげしま)での用地買収に関し、防衛省と地権者が交わした売買契約などについて「具体的な内容は購入手続きに支障を及ぼす恐れがあるため、答えを控える」とする答弁書を決定しました。日本共産党の田村貴昭衆院議員が提出した質問主意書(4日)への答弁。 防衛省が今年1月下旬から実施した現地調査についても「自衛隊の利用計画の検討や米軍との協議に支障を及ぼす恐れがある」として答えませんでした。 田村氏は質問主意書で、近隣の種子島への騒音被害や環境破壊の不安から地元住民による反対運動が起きているとし、「地元住民や自治体の頭越しに進めるのは重大だ」と強調。「地元同意がない限り移転を進めないか」とただしました。政府は答弁書で「地元にさまざまな意見があるのは承知しており、思いを受け止めながら対応する」とだけ述べました。 防衛
防衛省は24日、米空母艦載機離着陸訓練(FCLP)の移転候補地とされている馬毛島(鹿児島県西之表市)をめぐり、地権者「タストン・エアポート社」から取得する土地買収費用を2019年度予算の在日米軍関係経費から流用し、すでに一部を支払ったことを明らかにしました。日本共産党の田村貴昭衆院議員の聞き取りに答えました。 防衛省は、19年度予算に辺野古新基地建設で計上したものの執行のめどがたたなかった分などを流用したとし、すでに63%の土地を買収したとしています。しかし、国費を支出しておきながら、支出済みの額について回答を拒否しました。 田村氏は「原資は税金だ。予算として計上し、国会審議を通じて認められたものを執行するのが財政民主主義の規律ではないか」と批判しました。 また、同社所有の土地に抵当権が設定されている問題に関して防衛省は、現段階で取得したのは抵当権がない土地だと説明しました。田村氏は、今後
戦後の1951年(昭和26年)からは緊急開拓事業による農業開拓団が入植を開始。ピーク時の1959年(昭和34年)には113世帯528人が島に住み、サトウキビ栽培や酪農を営んでいた。 廃校後の馬毛島小・中学校(2000年4月)。 しかし、水源に乏しく、農業に適さない土地であることに加え、害虫や鹿の農作物被害が増加し生活が困窮したため、島民は徐々に島を離れていった。1980年(昭和55年)3月に最後の島民が島外に移住し、西之表市立馬毛島小・中学校も最後の卒業生を送り出して閉校[注釈 1]、以降無人島となった。これにより、北海道の渡島大島に次いで日本で2番目に面積が大きい無人島となっていた。 1974年(昭和49年)、平和相互銀行(平和相銀)により馬毛島開発株式会社が設立され、1975年(昭和50年)に島ごと買収した。当初はレジャー施設の建設を計画していたが、挫折した。その後も国の石油備蓄基地の
米空母艦載機離着陸訓練(FCLP)の移転候補地とされている馬毛島(まげしま=鹿児島県西之表市)について、政府が約160億円で用地買収することで地権者と合意したことが分かりました。防衛省は取得手続き終了後、滑走路など整備に着手する方針。 防衛省は、同島の大半を所有する開発会社「タストン・エアポート」(東京都)と売買交渉を進めてきました。今年5月に同社が交渉打ち切りを通告。価格交渉が長引く中、当初鑑定額45億円の3倍超となる金額で妥結しました。 日米両政府は、2006年の米軍再編ロードマップで厚木基地(神奈川県)所属の米空母艦載機部隊の岩国基地(山口県)への移転に合意。11年の日米安全保障協議委員会(2プラス2)で馬毛島をFCLPの候補地とすることが合意されました。合意文書では「南西地域における防衛態勢の充実の観点」から、「(自衛隊の)訓練等のために使用され、併せて米軍の空母艦載機離発着訓練の
政府が日米合意に基づく米空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)の硫黄島からの移転先として、鹿児島県西之表市にある無人島の馬毛(まげ)島を160億円で買い取ることで、地権者と大筋合意した。週内にも仮契約する。政府は移転準備を加速させたい考えだが、地元首長が慎重姿勢を示すなど反対論は根強い。 政権幹部が明らかにした。馬毛島は種子島の西約12キロにあり、約8平方キロ。政府は2011年の日米合意で硫黄島の代替地として馬毛島を明記して以来、島の99%の土地を所有する開発会社「タストン・エアポート」(東京都)と交渉を進めていた。 FCLPは、空母艦載機が陸上の滑走路を空母の飛行甲板に見立てて離着陸を繰り返す騒音を伴う訓練。もともとは厚木基地(神奈川県)で実施していたが、住宅地に囲まれているため、騒音問題が深刻化した。91年以降は、恒常的な訓練施設を確保するまでの間、暫定措置として硫黄島(東京都)で行っ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く