私には、『お姉ちゃん』と呼んでいる叔母がいます。彼女は、父親の妹で生涯独身を貫いた人(多分もう結婚はしないでしょう?!)。 私が小さい時は色んなものを買ってくれるとっても優しいお姉ちゃんです。美味しいケーキやら、可愛い洋服やら、海外のお土産やら、色んなものを買ってくれました。 大企業に勤め、マンションを購入して優雅な一人暮らしをしていました。お金持ちで綺麗な格好をして憧れの存在でした。 が・・・ 大人になるに連れ、だんだん疎遠となり、冠婚葬祭以外は逢うこともなくなりました。 それが、去年の春 従兄弟からの一本の電話で、彼女に振りかぶった災難を知ることになるのです。 それは・・・ 当時、彼女は86歳で元気でしたが、足腰が弱くシルバーカーを押しての移動を余儀なくされていました。 外食の帰り道、マンション街のビルの谷間、突風にあおられシルバーカーごと転んだそうです。足腰の弱い高齢者は、一旦転ぶと