ブックマーク / rockinon.com (1)

  • スガ シカオ『THE LAST』/ぼく宛の遺書は、すさまじき大衆音楽-rockinon.com|https://rockinon.com/disc/detail/137461

    すごい。アル中だった父の記憶とその人の震える手が、音楽人生を賭すことを決めた「ぼく」の背中を押したあの日を愚直なまでの筆致で綴った“ふるえる手”に始まり、歌うたいとして生き抜こうとしている今の「ぼく」が自らを鼓舞し、それが聴き手へのエールにも変容する“アストライド”で終わる全11曲。まるで、遺書のような作品だなと思った。同時に、49歳の「ぼく」は、これからどんな音楽像もまとっていけるだろうとも思う。スガ シカオにとって実に6年ぶりのオリジナルアルバムは、彼の人生音楽をめぐる執念についての手紙であり、彼だからこそ創造できた鋭利でセンセーショナルなポップミュージック集でもある。鬼気迫る様相でストイックに自らの骨身を削り落とし、最後に残ったコードとリズムとメロディとワードの欠片で構築された歌の切れ味に気圧される。ジャンルの呪縛から解き放たれていながら、やはり剥がれ落ちない皮膚感覚の発露として

    スガ シカオ『THE LAST』/ぼく宛の遺書は、すさまじき大衆音楽-rockinon.com|https://rockinon.com/disc/detail/137461
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