スティーブ・ブランク氏が2005年に出版した『The Four Steps to the Epiphany』に出会った日本のベンチャーキャピタリストである堤氏、飯野氏は「ベンチャーにも成功するルールがある」と思い始めた。その本には事業を立ち上げるための成功と失敗の要因が懇切丁寧にまとめられていたのだ。堤氏はスティーブ・ブランク氏を直撃し、その本を日本語に翻訳(アントレプレナーの教科書)した。以来、本業のかたわら、ブランク氏の指導を受けたり、勉強会を開催したりするなど、ブランク氏が言う「顧客開発モデル」の普及に尽力してきた。 今年4月からは、そうしたプライベートな活動をブランク・アンド・アソシエイツ・ジャパン(仮称)と名付け一層本格化させている。このBAJの活動には記者も取材を兼ねて1年ほど参加してきた。この連載では、これまでの勉強会でのエッセンスや最新のトピックスについて紹介する。最初の2