タグ

孫子に関するhappy_tommyのブックマーク (6)

  • なぜ、個人の能力より組織の力が勝るのか

    「治世の能臣、乱世の奸雄」と呼ばれ、2世紀から3世紀にかけての古代中国歴史、三国志で華々しい活躍をするトップといえば、魏の曹操です。半ばフィクションの三国志演義は日でも人気が高く、劉備玄徳と関羽、張飛が活躍する場面も多いのですが、実際の史実では魏の曹操が時代の支配者として描かれています。彼は多くの人物を登用し、「唯才是挙」つまり才能があれば他のことは問わず重用することを掲げて優秀な人材を吸収していきます。 ご存じの方も多いと思いますが、私たちが現在13篇の形で目にする『孫子』は基的には曹操が編纂し、注釈をつけていた『魏武注孫子』となっています。曹操は『孫子』に自ら注釈をつけた冊子を配下の武将に配って学ばせており、彼が兵法に精通していたこと、『孫子』を元にした組織づくりに並々ならぬ熱意を持っていたことがわかります。 実際、三国志の「正史」「演義」を共に読むと曹操が指揮した魏は、軍師も含

    なぜ、個人の能力より組織の力が勝るのか
  • なぜ「できる人」より「好かれる人」が出世するのか

    最高峰の戦略書として世界に知られる孫子は、現代人にとって多くの名言を残した存在でもあります。「兵は拙速を重んじる」なども有名ですが、「はじめは処女のごとく」で始まる言葉も、私たちの教養的な知識といってよいでしょう。 この言葉は勿論、処女の演技を推奨するものではなく、相手の隙を作り上げる作戦の効果と重要性を指摘したものです。例えばダッシュするウサギのような突撃力を持っていても、相手があなたの攻撃を十二分に警戒し、守りを鉄壁のように固めていれば威力は半減してしまいます。逆に相手が無防備であるほど、あなたの攻撃の威力は倍増するのです。 「要するに、最初は処女のように振る舞って敵の油断を誘うことだ。そこを脱兎のごとき勢いで攻めたてれば、敵はどう頑張っても防ぎきることはできない」(引用『孫子・呉子』守屋洋・守屋淳 プレジデント社より) この言葉を考える時、ビジネスパーソンへの教訓として「純粋に能力が

    なぜ「できる人」より「好かれる人」が出世するのか
  • なぜ、できない人ほど自分を過大評価するのか

    兵法書、すなわち戦争に勝つ為の書籍だと考えると勇ましい言葉が沢山出てくるだとイメージする人もいるかもしれません。ところが最強の戦略書といわれる『孫子』には、勇ましい言葉はほとんど出てきません。むしろ落ち着いた言葉で流れるような解説をしている雰囲気さえあります。 『孫子』の中心的な思想の一つは「不敗」すなわち負けないことを第一としているからです。国家の存亡をかけた古代の戦争では、敗北は国の滅亡を意味し、将軍や兵士の死を意味したからです。手に入るものではなく、まず失うものの大きさをイメージすることを優先した思想だということもできます。 そのため、勝負を一か八かの賭けのようなものとは考えず、戦う前に相手を圧倒できるだけの大差をつけておくことを狙う発想を持っています。 「あらかじめ勝利する態勢をととのえてから戦う者が勝利を収め、戦いをはじめてからあわてて勝利をつかもうとする者は敗北に追いやられる

    なぜ、できない人ほど自分を過大評価するのか
  • 上下が欲を同じくし、経営者は現場に口出ししない|みがく経営|日経BizGate

    「勝ちを知るに五あり。戦うべきと戦うべからざるとを知る者は勝つ。 衆寡の用を識(し)る者は勝つ。上下の欲を同じうする者は勝つ。 虞(く)を以て不虞を待つ者は勝つ。将の能にして君の御せざる者は勝つ」 「知勝有五、知可以戰、與不可以戰者勝、識衆寡之用者勝。上下同欲者勝、以虞待不虞者勝、將能而君不御者勝」 謀攻篇(第三)金谷治訳注『新訂 孫子』岩波書店、51頁 ここに引いた「勝ち」についての孫子の言葉は、『孫子』の第三篇である謀攻篇の最後にある名言だが、じつはこの文章に続いて『孫子』の数々の名言の中でももっとも有名な名文句がさらに続く。 「彼れを知りて己(おの)れを知れば、百戦して殆(あや)うからず」 この名文句の陰に隠れてしまうのか、その直前に置かれたこの「勝ちを知るに五あり」という文章は、それほど広く知られていないようだ。 ちなみに、「彼れを知りて己れを知れば」という名文句にさらに重要な一節

    上下が欲を同じくし、経営者は現場に口出ししない|みがく経営|日経BizGate
  • 企業経営という大事に経営者がとるべき二つの基本スタンス 兵は国…|みがく経営|日経BizGate

    記事保存 日経BizGate会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。 『孫子』は、中国古代の春秋時代、紀元前五世紀から前六世紀の頃に、孫子(孫武)によって書かれた兵書、というのが定説である。今から2600年も前のことである。 短いで、字数にして漢字6000字ほどに過ぎない。古来さまざまな版があるが、こので引用している岩波文庫版(金谷治訳注『新訂 孫子』)の文ページ数は、漢文、読み下し文、注記、現代語訳をすべて含めてもわずか160頁弱である。漢文だけであれば、40頁にもならないだろう。 の構成は、次の13の篇からなる。どの篇も短く、しかし魅力的なタイトルと内容になっている。 計篇(第1)、作戦篇(第2)、謀攻篇(第3)、形篇(第4)、勢篇(第5)、虚実篇(第6)、軍争篇(第7)、九変篇(第8)、行軍篇(第9)、地形篇(第10)、九地篇(第1

    企業経営という大事に経営者がとるべき二つの基本スタンス 兵は国…|みがく経営|日経BizGate
  • 企業経営に通じる五つの鍵要因――まず理念で人心の統一を|みがく経営|日経BizGate

    「一に曰わく道、二に曰わく天、三に曰わく地、四に曰わく将、五に曰わく法」 「一曰道、二曰天、三曰地、四曰將、五曰法」 計篇(第一)金谷治訳注『新訂 孫子』岩波書店、26頁 これが、君(君子)が兵について考える際に注目すべき五つの鍵要因であると孫子がいうものである。 前回で引いた「其の情を索む」という文章の直後に、この一文がくる。そして孫子は続いて、この五つの要因の意味を簡潔に説明している。 まず道とは、「民をして意を上と同じくさせる者」だという。道という言葉自体は、あるべき姿についての理念のことであろう。それを君がしっかりと考え、かつきちんと提示すれば、上下の意思を統一させる機能をもつ、という。そして、そうした意思統一ができれば、民は自分の生き死にを君に委ね、疑うことはない、とまで孫子は続いて書いている。 第二と第三の要因は、自然環境のことを指している。天とは気候、天候や時間、地とは地形な

    企業経営に通じる五つの鍵要因――まず理念で人心の統一を|みがく経営|日経BizGate
  • 1